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横浜銀行、日本IBMと協力して「融資稟議書作成支援AI」のプロトタイプを作成 ~融資担当行員1人あたり、最大で月間約8時間の業務時間を効率化

コンコルディア・フィナンシャルグループの横浜銀行11月7日、日本IBMと協力して、融資審査業務における稟議書の作成に生成AIを活用する実証実験を実施した。

今回の実証実験では、「融資稟議書作成支援AI」のプロトタイプを作成し、生成AIが融資稟議作成を支援することで、行員の稟議作成にかかる時間の効率化が確認できたとしている(*1)。今後業務に実装した場合、最大で年間1万9500時間の業務効率化が見込まれる。

加えて、与信判断に必要な審査項目について、顧客へのヒアリングが不足している点を明確にできる効果も確認し。行員は生成AIを活用した融資審査を通じて、どのような情報を顧客から聞き取るべきかという「気づき」を得ることができ、この「気づき」によって、行員の審査スキルが効果的に向上することも期待できるとしている。今回の実証実験で確認したポイントや課題を整理し、実装化をめざしていくとのこと。

(*1)融資担当行員1人あたり、最大で月間約8時間の業務時間に相当する効率化が期待できる。

◎実証実験の概要
目的:生成AIによる生成内容が品質・業務効率化の観点で有用であるかの検証
期間:6週間
内容:日本IBMのアセットを活用した「融資稟議書作成支援AI」が作成した稟議書をもとに、審査項目の網羅率、文章品質、および業務時間削減効果を検証

 

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