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PythonがTIOBE「Programming Language of the Year 2021」を受賞 ~2年連続。「Pythonの躍進がすぐに止まる兆候はない」とTIOB

主な開発言語の過去20年間の評価(Rating)の推移
主な開発言語の過去20年間の評価(Rating)の推移

開発言語の人気動向を示す指標として広く知られるTIOBEの「Programming Language of the Year」の2021年間賞を、Pythonが2年連続で受賞した。

同賞は、1年間に評価(Rating)を最も伸ばした開発言語に与えられるもの。その評価は、Google、Bing、Yahoo!、Wikipedia、Amazon、YouTube、Baiduなどの検索エンジン25種類を対象に、その上で表示される「世界中の熟練したエンジニア数」やコース数、サードパーティのベンダー数を、「TIOBE Programming Community Index」に基に算出するという。

同賞は、「最も優れた開発言語や最も多くのコードが書かれた言語であることを評価するものではない」(TIOBE)ものの、IEEEの「Top Programming Languages」やRedMonkの「Programming Language Rankings」と並んで、開発言語の選択や開発者が自身のスキルを確認する際の指標として使われることが多いとされる。

発表文によると、「Pythonの評価は、Javaが2001年に記録した26.49%にはまだ遠いが、多くのドメインで事実上の標準プログラミング言語になるための要素をすべて備えている。Pythonの躍進がすぐに止まるという兆候はない」と記している。

2位はC、3位はJava、以下、C++、C#、Visual Basicと続くが、上位で2021年に順位を上げたのはSwift(13位→10位)、Go(14位→13位)くらいで、「SwiftとGoを除いては、トップ5、あるいはトップ3に新しい言語がすぐに入ってくることはない」と断言している。

 

Programming Language of the Year 2021ランキング

順位プログラミング言語評価(%)
1Python13.58
2C12.44
3Java10.66
4C++8.29
5C#5.68
6Visual Basic4.74
7JavaScript2.09
8Assembly language1.85
9SQL1.80
10Swift1.41
11PHP1.40
12R1.25
13Go1.04
14Delphi/Object Pascal0.99
15Classic Visual Basic0.98
16MATLAB0.96
17Groovy0.94
18Ruby0.88
19Fortran0.77
20Perl0.71
21(Visual) FoxPro0.70
22SAS0.68
23Scratch0.59
24Objective-C0.58
25COBOL0.51
26Rust0.50
27Prolog0.48
28Julia0.39
29Kotlin0.37
30Lua0.37
31PL/SQL0.35
32VBScript0.35
33ABAP0.34
34Ada0.34
35Lisp0.33
36Scala0.30
37Dart0.27
38D0.24
39PowerShell0.24
40Logo0.20
41LabVIEW0.18
42Awk0.18
43Apex0.18
44Transact-SQL0.17
45RPG0.15
46Ladder Logic0.15
47Haskell0.15
48ML0.15
49TypeScript0.15
50Tcl0.15

 

・TIOB「Programming Language of the Year 2021」(英語)

 

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