IBMは2月14日、Power9およびPower10ベースの全プロセッサ(機械)グループについて、IBM i OSを期間ベースで取得できる、新しいオペレーティング・システム・サブスクリプション・ライセンス料金体系オプションを発表した。
このサブスクリプション・オプションは、既存のIBM iライセンスと同様の技術的機能を提供する。1年、2年、3年、4年、5年のサブスクリプション期間で支払いが可能。料金にはIBMソフトウェアのサブスクリプション&サポートが含まれる。
ただしIBM iのライセンス・プログラム製品とIBM iのオプション機能は、期間ベースのサブスクリプションでは提供されない。既存のIBM iライセンス・オファリングは引き続き使用可能。
IBM i関連のサブスクリプションは、2022年5月にPower S914 (4コア)のサブスクリプションが初めて発表されて以降、同年9月にPower10サーバーであるPower S1014(4コア)を対象に、ハードウェアを含むシステム・サブスクリプションがスタートした。
1カ月後の10月には、このサブスクリプションを大幅に拡張し、ネットワーク、USB、テープ、DVD接続、ファイバーチャネル、RDXなどを標準提供している。
さらに12月には、従来25名以上としていたユーザー数の条件を「4名まで」と「無制限」の2種類に分割。オファリングごとに、「3年」「4年」「5年」「延長1年間」のライセンス期間・料金を分けるなど、大幅な機能拡張を実施している。
今回からは、Power9、Power10の全プロセッサ・グループにサブスクリプションが適用される。対象モデルは、以下のとおりである。
◎プロセッサ・グループP05:
Power S1014(9105-41B) 4コア・プロセッサへの外部アクセス・ユーザーの追加
Power S914(9009-41G) 4コア・プロセッサへの外部アクセス・ユーザーの追加
Power S922(9009-22G)
◎プロセッサ・グループP10:
Power S1014(9105-41B) 8コア・プロセッサ
Power S1022(9105-22A)
Power S1022s(9105-22B) IBM i 8-core 2x4W(#EPGR)、8コアおよび16コア・プロセッサ
Power S914 (9009-41G) 6コアおよび8コア・プロセッサ
Power S922(9009-22G)
◎プロセッサ・グループP20:
Power S1024(9105-42A) 12コアおよび24コア・プロセッサ
Power S924(9009-42G)
◎プロセッサ・グループP30:
Power E1080(9080-HEX)
Power S1024(9105-42A) 32コアおよび48コア・プロセッサ
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