三和コムテックは7月4日、IBM i用のランサムウェア対策ツール「SAVi Anti-Ransomware」の販売開始と発売記念キャンペーンの実施を発表した。
近年、ランサムウェアの脅威が深刻化しているが、セキュリティ耐性をもつ堅牢なIBM iにおいても、連携するオープン系システムを踏み台にしたサイバー攻撃の脅威が高まっている。とくにIFS(統合ファイルシステム)は、PASEで稼働するオープンソース・アプリケーションのデータの保存先になっていることや、PCのディスクにIFS上のディレクトリをマウントできることから、セキュリティ上の脅威になっている。
SAVi Anti-Ransomwareは、PC上のフォルダにマウントしたIFSのデータがランサムウェアに感染すると検知し、通信経路の遮断などが行えるツール。IFSのランサムウェア対策ツールとしては日本市場に初めて登場する製品である。
SAVi Anti-Ransomwareは、次のようなステップで動作する。
❶ IFS上のディレクトリをマウントしたPCにランサムウェア攻撃
❷ PC経由でIFSフォルダがランサムウェアに汚染
❸ SAVi Anti-Ransomwareが検知
❹ SAVi Anti-Ransomwareのログに表示
❺ ログをiSecurityのAudit機能で表示
❻ QSYSOPRなどへ通知
❼ 攻撃元のIPアドレスを特定し、通信を遮断、後続の攻撃を断ち切る
三和コムテックではSAVi Anti-Ransomwareの発売を記念して、ウイルス対策ソフトSAViとSAVi Anti-Ransomwareを同時購入、またはSAViユーザーがSAVi Anti-Ransomwareを購入する場合、SAVi Anti-Ransomwareの価格を20%OFFにするキャンペーンを開始した。
◎キャンペーンページ
https://ibmi.sct.co.jp/2022/07/01/campaign_savi-anti-ransomware/
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