IBMは4月11日、IBM Rational Developer for i(RDi)の新バージョン「V9.8」を発表した。今回の新バージョンは、RDiの3つあるエディションのうち「RPG and COBOL Tools Edition」になる。
V9.8のハイライトは、RDiがベースとするオープンソースの統合開発環境Eclipseの新バージョン「4.23」に対応したこと。Eclipse 4.23は、OSGiコアフレームワーク仕様を実装したEclipse Equinoxや最新のJava開発ツール、プラグイン開発環境などをサポートしたバージョンで、RDi 9.8では、以下の機能を提供している。
・インストールの大幅な改善 *P2(Provisioning Platform)ベースのインストールのサポートによる
・新しいIBM iホスト接続は、デフォルトでセキュア接続
・QSYSファイルの新しい履歴ビュー
・最新バージョンのAccess Client SolutionsとJava Toolboxを含む
・RPGおよびCOBOL用ツールを含む
V9.8の利用開始日は2023年4月28日。
また、今回の製品発表レターでは「RDiの計画」も、「Statement of general direction」(今後の方向性に関する声明)として公表した。それによると、以下を計画中という。
・Red Hat Enterprise Linux(RHEL)9ワークステーションを利用する開発者向けに、RDi 9.8 RPG and COBOL Tools Editionを提供予定
・RDi 9.8 RPG and COBOL Tools Editionで、IBM ソフトウェア製品の共通インストーラである「IBM Installation Manager」をサポート予定
・製品発表レター「IBM Rational Developer for i , RPG and COBOL Tools Edition, V9,8 :アジャイル開発に向けて、最新パラダイムを創造します」
https://www.ibm.com/common/ssi/ShowDoc.wss?docURL=/common/ssi/rep_ca/6/760/JAJPJP23-0006/index.html#toc
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