IBMは1月9日の製品発表レターで、IBM PowerおよびPower Modernization、AIX、IBM iセグメントをトラッキングするための「Powerセグメント・フィーチャー・インジケータ・コード（Power Segment feature indicator codes）」をリリースする、と発表した。1月9日出荷分から即日搭載される。
「2024年1月9日より、すべてのPowerハードウェアの注文は、有効な注文に対してPowerセグメント・フィーチャー・インジケータ・コードをもつ必要があります。Powerセグメント・フィーチャー・インジケータ・コードは、選択されたプライマリOSに基づきデフォルトで設定されます」と、IBMは説明している。
Powerセグメント・フィーチャー・インジケータ・コードの機能詳細をIBMは公表していないが、ユーザーの購入後の利用履歴を把握する目的と見られる。
インジケータの種別は以下のとおり。
・EHSC：Power モダナイゼーション・フィーチャー・インジケータ
・EHSD：Power AIXフィーチャー・インジケータ
・EHSE：Power IBM iフィーチャー・インジケータ
・EHKV：SAP HANAフィーチャー・インジケータ
・EHSB：Power AASフィーチャー・インジケータ
Power IBM i セグメント（FC EHSE）
以下のオペレーティング・システムのいずれかがプライマリOSとして選択されている場合、EHSE機能がデフォルトになる。
IBM i 7.4
IBM i 7.5
IBM i 7.4 サブスクリプション
IBM i 7.5 サブスクリプション
＊SAP HANAまたはPower Modernizationのデフォルト・ルールが存在しない限り、VIOSはAIXまたはIBM iにデフォルト設定される。
Power IBM iフィーチャー・インジケータ（EHSE）が適用されるIBM i機械別モデルは以下のとおり。
・Power E1080（9080-HEX）
・Power S1024（9105-42A）
・Power S1022（9105-22A）
・Power S1014（9105-41B）
・Power S1022s（9105-22B）
Power AIXセグメント（FC EHSD）
以下のオペレーティング・システムのいずれかがプライマリOSとして選択されている場合、EHSE機能がデフォルトになる。
AIX 7.2 スタンダード・エディション
AIX 7.2 エンタープライズ・エディション
AIX 7.2 プライベート・クラウド・エディション
AIX 7.3 スタンダード・エディション
AIX 7.3 エンタープライズ・エディション
AIX 7.3 プライベート・クラウド版
AIX 7.2 スタンダード・エディション・サブスクリプション
AIX 7.2 Enterprise Edition サブスクリプション
AIX 7.2 サブスクリプション付きプライベート・クラウド版
AIX 7.3 スタンダード・エディション・サブスクリプション
AIX 7.3 Enterprise Edition サブスクリプション
AIX 7.3 サブスクリプション付きプライベート・クラウド・エディション
＊SAP HANAまたはPower Modernizationのデフォルト・ルールが存在しない限り、VIOSはAIXまたはIBM iにデフォルト設定される。
Powerモダナイゼーション・セグメント（FC EHSC）
以下のオペレーティング・システムのいずれかがプライマリOSおよびセカンダリOSとして選択されている場合、デフォルト設定される。
SUSE Linux® Enterprise Server 12
SUSE Linux® Enterprise Server 15
Red Hat® Enterprise Linux for Power（1年、3年、5年サブスクリプション付き
Red Hat OpenShift® コンテナ
顧客提供オペレーティングシステム
SAP HANAセグメント（FC EHKV）
以下のオペレーティング・システムのいずれかがプライマリOSとして選択されている場合、EHKV機能がデフォルトになる。
SUSE Linux Enterprise Server for SAP
Red Hat Enterprise Linux for SAP
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