PHP 7.4は、11月28日にサポートを終了する。セキュリティサポートも終了するため、11月28日以降は脆弱性が発見されてもセキュリティパッチは提供されない。そのためPHP 7.4のユーザーは、早急のアップグレードが必要になる。
PHPはリリース後、2年間のサポート(Active Support)が提供され、サポート期間中は不具合やセキュリティ問題を修正したバージョンがリリースされる。そして2年間のサポート後は、さらに1年間のセキュリティ・サポートが提供され、セキュリティ問題に対応するバージョンがリリースされることになっている(図表)。
国内では、中部システムやオムニサイエンスなどがIBM iユーザー向けのPHPサポートを提供している。
またIBM i環境のPHPサポートおよびサービスで著名な米Seiden Groupでは、「IBM i上のPHPはDb2やRPGプログラムと影響し合っているので、バージョン移行の際は慎重な影響調査が必要」として、以下の確認が必要だと指摘している。
・Db2、MySQL、MariaDB、PHP Toolkit for IBM i、RPG、CLとの統合
・設定の維持・改善の確認
・Apache Webサーバー、Nginx、最新のSSL暗号化などとの互換性
・PHP7およびPHP8の非推奨のコード構文の検索
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