南紀白浜エアポート、NEC、凸版印刷、マクニカ、日本航空の5社は6月14日、和歌山県の南紀白浜空港において、MR(Mixed Reality、複合現実)技術やローカル5Gを活用した「MR空港体験」の実証実験を同日より開始する、と発表した。
上記5社は現在、南紀白浜エリアにおける業務環境の創出や来訪者の増大を目的に、先進技術を用いた取り組みを推進している。今回の実証実験はその一環で、南紀白浜空港が実施中のリアルな「南紀白浜空港バックヤードツアー」(飛行場内の道路から離発着を間近に見学、など)の拡張サービスとして、2023年度以降の提供を予定している。
今回の「MR空港体験」は、仮想空間上の飛行機に自由にペイントを施したり、ペイントしたオリジナル飛行機が、実際の滑走路に実寸大のサイズで着陸する様子を見ることができるサービスで、MR技術やローカル5G技術を活用して実現する。
オリジナル飛行機へのペイント体験や、3Dフライトレーダーを用いた飛行状況の俯瞰による観賞、自動運転車両に乗って飛行場内に移動し、実際の滑走路を利用した本物さながらの離着陸の見学などが予定されているという。
参加5社は、以下のように役割分担した。
なお、一般向けの体験会が、8月19日~21日、23日~24日に開催される。参加方法は7月中旬に公開になる予定。
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