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PowerHAとMaxavaの連携により、IBM iのHA/DRを高度化する[PR]

 
text:アッシュ・ギディングス Maxava
 
 
PowerHA SystemMirror for iは、IBM iの高可用性 (HA)と災害復旧(DR)ソリューションを提供するIBM製品です。データベースがIASP (独立補助記録域プール)に存在する場合、IP接続を介してブロック・ストレージをレプリケーションする地理的ミラーリング機能を備えます。
 
IASPが前提条件となるため、構成が複雑な場合は、サードパーティ・ベンダーがその構成で実行されるソリューションをサポートできるかどうかを確認する必要があります。
 
さらにシステムASPだけ、またはシステムASPとASP2-32を使用したIBMパーティションがある場合、PowerHAではこれらをレプリケートできません。
 
PowerHAはIASPに収容されたオブジェクトに対して強力な回復機能を提供しますが、システムASP内のオブジェクトを複製することはできません。代わりに管理ドメイン機能を提供し、*SYSBASにあるオブジェクトを監視し、PowerHAクラスタ内のターゲットノードに同期させます。
 
また、ソフトウェアベースのレプリケーション特有のタスクを自動化するために、管理ドメインとつなぐコードを記述する必要があるかもしれません。
 
管理ドメインで監視できる属性は、以下のとおりです。
 
Authorization lists (*AUTL)
Classes (*CLS)
Ethernet line descriptions (*ETHLIN)
Independent disk pools device descriptions (*ASPDEV)
Job descriptions (*JOBD)
Network attributes (*NETA)
Network server configuration for connection security (*NWSCFG)
Network server configuration for remote systems (*NWSCFG)
Network server configurations for service processors (*NWSCFG)
Network server descriptions for iSCSI connections (*NWSD)
Network server descriptions for integrated network servers (*NWSD)
Network server storage spaces (*NWSSTG)
Network server host adapter device descriptions (*NWSHDEV)
Optical device descriptions (*OPTDEV)
Printer device descriptions for LAN connections (*PRTDEV)
Printer device descriptions for virtual connections (*PRTDEV)
Subsystem descriptions (*SBSD)
System environment variables (*ENVVAR)
System values (*SYSVAL)
Tape device descriptions (*TAPDEV)
Token-ring line descriptions (*TRNLIN)
TCP/IP attributes (*TCPA)
User profiles (*USRPRF)
 
上記リストに含まれない属性は手動で処理するか、PowerHAと連携して動くMaxavaのような論理レプリケーションソリューションを使用して処理する必要があります。
 
PowerHAはデータアクセスに制限があり、所有権を持つノードだけにデータの可視性を限定しています。その結果、バックアップ、レポーティング、ビジネスインテリジェンス(BI)などの重要なタスクが本番機に限定され、リソースの負荷がかかり、ダウンタイムを強いられる可能性があります。
 
しかしPowerHAをソフトウェアベースのソリューションと統合することで、柔軟性を高められます。
 
PowerHAとソフトウェアベースのツールを相乗させることで、新たな可能性が広がります。たとえば、データセンターではPowerHAをソフトウェア駆動型の論理レプリケーションツールとシームレスに組み合わせることができます。
 
この組み合わせにより、データセンターを超えたデータのレプリケーションを実現し、コロケーション施設やクラウド環境の指定パーティションを介して、DR(災害復旧)機能の拡張が可能になります。
さらにバックアップ、レポーティング、ビジネスインテリジェンス(BI)のためのデータ提供というメリットも生まれます。
 
そしてMaxavaの論理レプリケーションソリューションをPowerHAと組み合わせて戦略的に使用することで、数々の洗練された機能の利用が可能になります。
 
これらの機能は管理ドメインの縛りを超え、高度な要件や複雑な運用ニーズに対処するための多面的な環境を提供します。
 
Maxavaの論理レプリケーションソリューションが提供する拡張機能により、IBM i の高可用性と災害復旧環境はさらに進化します。

著者
アッシュ・ギディングス氏
Ash Giddings

 Maxava
プロダクトマネージャー

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