IPA（情報処理推進機構）は5月27日、「デジタルトランスフォーメーション銘柄（DX銘柄）2024」を発表し、112ページの「DX銘柄2024選定企業レポート」を公開した。
DX銘柄とは、企業におけるDXの促進を目的に、経済産業省・東京証券取引所・IPAの3者が2020年から実施している表彰制度で、東京証券取引所への上場企業（約3800社）のうち、「ビジネスモデル等を抜本的に変革し、新たな成長・競争力強化につなげるDXに取り組む企業」を上記3者が選考するもの。
選考のプロセスは、第一次審査、第二次審査に分かれる。
第一次審査では、以下の項目を評価する（詳細の説明は「レポート」にある）
Ⅰ.ビジョン・ビジネスモデル
Ⅱ . 戦略
Ⅱ-① .組織づくり・人材・企業文化に関する方策
Ⅱ-② .ITシステム・デジタル技術活用環境の整備に関する方策
Ⅲ.成果と重要な成果指標
Ⅳ.ガバナンスシステム
また第二次審査では、以下の項目を評価したという。
今回は、「DXグランプリ2024」として3社、「DX銘柄2024」として21社、「DXプラチナ企業2024-2026」として2社が選出された（受賞企業は下記）。
DXグランプリ2024
・株式会社LIXIL
・三菱重工業株式会社
・株式会社アシックス
DX銘柄2024
・株式会社ニチレイ
・株式会社ワコールホールディングス
・旭化成株式会社
・第一三共株式会社
・株式会社ブリヂストン
・AGC株式会社
・JFEホールディングス株式会社
・ダイキン工業株式会社
・オムロン株式会社
・横河電機株式会社
・株式会社アイシン
・SGホールディングス株式会社
・日本郵船株式会社
・日本航空株式会社
・三菱倉庫株式会社
・ソフトバンク株式会社
・マクニカホールディングス株式会社
・アスクル株式会社
・株式会社三井住友フィナンシャルグループ
・株式会社大和証券グループ本社
・株式会社クレディセゾン
・H.U.グループホールディングス株式会社
DXプラチナ企業2024-2026
・株式会社日立製作所
・株式会社トプコン
DX銘柄2024選定企業レポート
「DX銘柄2024選定企業レポート」では、「DXグランプリ2024」3社の経営層へのインタビュー記事や経営ビジョン、ビジネスモデル、戦略、DX成功のポイント、AI活用への取り組みなどを詳しく紹介、また「DX銘柄2024」の各企業については、経営ビジョン・ビジネスモデル、戦略、組織づくり・人材・企業文化、デジタル技術活用環境の整備、DXの取組内容とその成果・重要な成果指標、ガバナンス、今後の展開、委員コメントなどを各社2ページで紹介している。
巻末では、東京証券取引所の国内上場企業344社からの回答をまとめた「デジタルトランスフォーメーション 調査2024」の分析結果も掲載している。DX銘柄2024に選定された企業の特徴が、データによって示されている。
・「DX銘柄2024選定企業レポート」
https://www.ipa.go.jp/pressrelease/2024/press20240527.html
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