インテックは10月11日、ローカル5Gなどのマルチ・ワイヤレス技術を活用した「ワイヤレスDX」ソリューションを2021年11月より順次展開する、と発表した。
ローカル5Gをコアにしたサービスは、ローカル5Gサービス提供の免許受付が昨年(2020年)12月にスタートして以降、今年に入ってネットワーク事業者によるサービスの提供が相次いでいる。矢野経済研究所の調査・予測によると、ローカル5Gソリューション市場は2025年度に470億円規模に達し、2020年度の150倍以上に拡大するという。
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インテックの「ワイヤレスDX」ソリューションは、ローカル5Gをはじめとして、sXGP(プライベートLTE)、Wi-Fi6、LPWA(Low Power Wide Area)などのそれぞれ特徴のあるマルチワイヤレス技術を、導入先の環境・条件に合わせて総合的に提供するサービス。
サービスの対象分野とソリューションの提供時期は、次のとおり。
・オフィス分野向け
「デジタル・ワークプレイス・ソリューション」2021年11月
・働き方改革分野向け
「ダイバーシティ&インクルージョン ソリューション」2022年1~3月
・運用保守分野向け
「ゼロコンタクト(非接触)運用ソリューション」2022年1~3月
・行政分野向け
「自治体向けIoTプラットフォームサービス」2022年1~3月
・工場分野向け
「スマートファクトリー見える化ソリューション」2022年4月以降
・物流分野向け
「物流現場 画像認識・検品支援ソリューション」2022年4月以降
・医療分野向け
「病院向けアラートソリューション」2022年4月以降
・建設・不動産分野向け
「O2i(Object-oriented to user Interface)ソリューション」2022年1~3月
インテックでは、新しいワイヤレス技術の獲得とソリューションの検証のために、富山県と神奈川県の同社事業所内にローカル5G、sXGP、Wi-Fi6を同時に使用し比較できる実証環境を整備するとしている。
また同社はワイヤレスDXをTISインテックグループのプラットフォームサービス「EINS WAVE」でも提供していく計画という。
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