IBMは3月2日(現地時間)、「ウクライナ/ロシア危機のさ中にいるIBM社員の支援のために」と題する社員向けメッセージを公開した。約200語から成るメッセージは3月1日の発信という。
世界の200以上の国/地域で事業展開するIBMは、ウクライナの首都キエフにも拠点をもつ。メッセージ文からは、ロシアのウクライナ侵攻に対する会社(IBM)の対応・措置について、IBM社員から問い合わせが相次いでいるらしいことも読み取れる。
「IBMは数週間前からウクライナとロシア間の情勢悪化を監視し、これに対応する計画を進めています」という文で始まるメッセージは、「私たちの最優先事項は、影響を受けているすべての地域のIBM社員とその家族の安全と幸福を確保することです」としたうえで、「私たちは、現地のチームと常に連絡を取り合い、転居や経済的支援を含むサポートを提供してきました。IBMの全リソースはチームの支援にあてられ、サポートを必要とするIBM社員は誰でもそれを受けることができます」と記す。
そして、「進展する国際的な制裁措置の影響と、それらがIBMとIBMのビジネスにとって何を意味するのかを理解する取り組みを続けています」と述べ、「私たちは、この危機の終結が早まることを願い、迅速かつ果断に行動した世界の指導者たちを称賛します」と続けている。
また、今回の危機的な事態へのIBMの対外的な措置と支援について関心と懸念をもつIBM社員に対しては、国際赤十字への寄付を推奨し、「IBMは、IBM社員による国際赤十字への寄付金に見合う額の寄付を行う予定です」と結んでいる。
・IBM Message on the Ukraine/Russia Crisis(英文)
https://newsroom.ibm.com/IBM-Message-on-the-Ukraine-Russia-Crisis
[i Magazine・IS magazine]