日本IBMは、「IBM Powerコミュニティ」を発足させる、と発表した。9月9日のPower E1080の記者発表のなかで明らかにしたもので、IBM i・AIX・Linuxのユーザーを相互につなぎ、DX事例やデジタルサービスへの取り組み、最新情報、実装方法を共有する場にする。また、IBMのスペシャリストなどによる“何でも相談会”なども実施する予定という。
日本IBMの黒川亮氏(理事 テクノロジー事業本部 IBM Power事業部長)は、次のように説明した。
「お客様が今立ち向っておられるデジタルサービスへの取り組みは、PowerのLinux環境から次々に生まれています。そうした良い情報のすべてを、数万におよぶIBM i、AIXのお客様にお届けできているか。その反省のうえに立って、IBMは、お客様同士をつなぐコミュニティを発足させます。
日本IBMでは年初から、パートナー様を対象に『Power朝会』を毎週開催してきました。毎回150~200名の参加者があり、パートナー様とIBM社員が一緒になって勉強をしていますが、そのネットワークをお客様を含む2000名規模にまで拡大して、日々立ち向かっておられる実装方法や運用方法について、気軽に情報交換できる場を設けます。またその活動の1つとして、IBMの現役生・卒業生を含むスペシャリストらによる『何でも相談会』をWebを通じて実施したいと思っています」
その第1弾として、キャノンや日本生命の事例発表などをPower10の発表イベント「IBM Power 2021」が9月17日(金)に開催される。
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