IBMは7月16日、ライセンス・プログラム製品の「IBM Performance Tools for i」に、サイバー攻撃者に特権昇格を可能とする脆弱性が含まれている、と発表した。
影響を受けるIBM i OSバージョンは、
・IBM i 7.5
・IBM i 7.4
・IBM i 7.3
・IBM i 7.2
以下の脆弱性が指摘されている。
CVE-2023-30989
IBM Performance Tools for i 7.2、同7.3、同7.4、同7.5には、サイバー攻撃者がオペレーティングシステム上のすべてのオブジェクトにアクセス可能な特権昇格を許す脆弱性がある。
CVSSベーススコアは、8.4(重要)。
対処法
以下のPTFを適用することにより修正できる。
IBM i OSバージョン | PTF番号 | ダウンロード・リンク |
7.5 | SI83383 | https://www.ibm.com/support/pages/ptf/SI83383 |
7.4 | SI83383 | https://www.ibm.com/support/pages/ptf/SI83383 |
7.3 | SI83382 | https://www.ibm.com/support/pages/ptf/SI83382 |
7.2 | SI83381 | https://www.ibm.com/support/pages/ptf/SI83381 |
・Security Bulletin: IBM Performance Tools for i is vulnerable to local privilege escalation (CVE-2023-30989)
https://www.ibm.com/support/pages/node/7012353
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