最近注目のAIのなかでも、画像解析への注目度は高い。とくにディープラーニングを使った画像解析ソリューションは、実務での利用が拡大しつつある。たとえばレントゲンやCT、MRIなどの医療分野をはじめ、介護、セキュリティ、マーケティング、さらに製造現場での異常検知、品質検査、故障予知。そして自動運転やトレーニングまで、多彩な領域で利用が始まっている。
そこで本特集では、まずは画像解析の仕組みをできるだけわかりやすく解説する。そして、すでに実業務での利用がスタートしている画像解析ソリューションを紹介する。
たとえば撮影した顔画像を相関分析してマーケティングに役立てる「CloudAI アナリティクス」。独自の映像サマリー技術により、動くオブジェクトだけを抽出してタグ付けし、画像再生時間を劇的に短縮させる「BriefCam Syndex」。そしてGUIベースの操作を可能にし、MinskyやPowerAIとの組み合わせで高性能な画像解析基盤を実現する「IBM PowerAI Vision」。
業務のなかにある「画像」の価値を発見することが、新たな業務改革やビジネス創出をもたらすに間違いない。
CONTENTS
Part 1 基礎から紐解く画像解析の仕組み
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Part 2 広がる画像解析ソリューション
CloudAIアナリティクス
SotaやEagleEyeで撮影した顔画像を
相関分析によりマーケティングに役立てる
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BriefCam Syndex
独自の技術でサマリー映像を作成
動画の再生・確認時間を劇的に短縮する
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IBM PowerAI Vision
ディープラーニングに特化した
GUIベースの画像解析アプリケーション
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IS magazine No.17(2017年9月)掲載