アプリのダウンロード数などを基に分析情報を提供しているdata.aiは、2022年第1四半期の調査結果を発表した。
それによると2020年第1四半期~2022年第1四半期に世界の消費者のモバイルアプリの利用時間が1日あたり最大35%増加し、17カ国で1日3時間以上、12カ国で1日4時間以上を費やしていることがわかったという。インドネシア、ブラジル、韓国では1日5時間を超える。日本は2020年第1四半期に4時間を超え、今回は5時間に迫るところまできている(2020年~2022年で15%増)。
アプリのダウンロード数で見ると、世界全体でトップはInstagram、次いでTikTok、Facebook、WhatsApp、Snapchatの順になっている。上記4アプリの順位は不動だが、Snapchatが2020年第1四半期から2つ順位を上げて5位となった。
日本は、LINE、PayPay、YouTubeがトップ3で、4位にInstagram、5位に新型コロナ接種証明書アプリが入っている。
2021年第4四半期からダウンロード数を伸ばしたアプリは、全世界では1位 MaxSpeedfiy-Unlimited&Easy、2位 speedfiy、3位 FastCandy、4位 Translate All- Easy Translator、5位 Zenlyの順。
日本で2021年第4四半期からダウンロード数を伸ばしたアプリは、LINE、Mynaportal AP、COCOAがトップ3で、以下、4位 T-Point、5位 YouTube、6位 TVer、7位 Zoom Cloud Meetings、8位 Instagram、9位 SHEIN、10位 TikTokとなっている。また日本の消費支出のトップ3は、TikTok、freee、Disney+、月間アクティブユーザーのトップ3は、COCOA、Mynaportal AP、Tolmilという結果だった。
レポートは、「これまでで最大のモバイルな世界経済が出現している」と言い、「消費者がアプリの中で過ごす時間はまだピークに達しておらず、今後拡大していくことが今回の調査から読み取れる」と述べている。
・「Daily Time on Mobile Passes 5 Hours in Q1 2022 Among Top 10 Mobile-First Markets」(英語)
https://www.data.ai/en/insights/market-data/q1-2022-market-pulse-regional/
・「トップアプリ&ゲーム 2022年第一四半期における市場動向ランキング」(日本語)
https://www.data.ai/en/go/q1-2022-regional-market-index/
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