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IBM i 6.1~7.2で認証情報を取得される恐れ ~MD5署名・ハッシュアルゴリズムに脆弱性

IBMは10月8日、TLSプロトコルでハンドシェイクを行う際にMD5ハッシュ関数を使用すると、衝突攻撃によってセキュリティが弱くなる可能性がある、と発表した。

攻撃者はこの脆弱性を悪用し、TLSサーバーになりすまして認証情報を取得する恐れがあるという。

影響を受ける製品およびバージョンは、

IBM i 7.2
IBM i 7.1
IBM i 6.1

なお上記のOSバージョンに対するIBMによるサポートは終了済み。IBMでは、最新OSバージョンへのアップグレードを推奨している。

CVE-2015-7575

CVSSベース・スコア:7.1(重要)

対処法

以下を適用することにより対処できる。

IBM i OS バージョン  対応プログラム
IBM i 6.1 MF60292
IBM i 7.1

SI59229
MF61242
MF60291

IBM i 7.2 SI59230
MF61243
MF60290

 

また「回避策と緩和策」が追記されている(下記を参照)。

・Security Bulletin: Vulnerability in MD5 Signature and Hash Algorithm affects IBM i (CVE-2015-7575).
https://www.ibm.com/support/pages/node/666731

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