IBMは12月15日、IBM Navigator for iおよびIBM Digital Certificate Manager for iに含まれるWebブラウザ・クライアント・インターフェースに機密情報を閲覧される脆弱性がある、と発表した。
影響を受けるOSバージョンは、
・IBM i 7.5
・IBM i 7.4
・IBM i 7.3
以下の脆弱性が指摘されている。
CVE-2023-47741
IBM i Webブラウザ・クライアントには、メモリがガベージコレクト(不要要素の解放)される前にメモリ内にクリア・テキストのパスワードを残す可能性がある。攻撃者はこの脆弱性を悪用することによりIBM iのオペレーティング・システムにアクセス可能になる。
CVSSスコア:5.4(警告)
対処法
以下のPTFを適用することにより修正できる。
IBM i OSバージョン | 5770-SS1 Option 3 | PTF ダウンロード・リンク |
7.5 | SI84809 | https://www.ibm.com/support/pages/ptf/SI84809 |
7.4 | SI84811 | https://www.ibm.com/support/pages/ptf/SI84811 |
7.3 | SI84814 | https://www.ibm.com/support/pages/ptf/SI84814 |
IBM i OSバージョン | 5770-SS1 Option 34 | PTF ダウンロード・リンク |
7.5 | SI85585 | https://www.ibm.com/support/pages/ptf/SI85585 |
7.4 | SI85584 | https://www.ibm.com/support/pages/ptf/SI85584 |
7.3 | SI85582 | https://www.ibm.com/support/pages/ptf/SI85582 |
・Security Bulletin: IBM i is vulnerable to an attacker obtaining sensitive information due to a vulnerability in web browser clients (CVE-2023-47741).
https://www.ibm.com/support/pages/node/7097785
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