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IBM Java SDK、IBM Java Runtime for IBM iに「機密性と完全性に影響を与える脆弱性」 ~Java SEセキュリティ・コンポーネントやVMコンポーネントに問題

IBMは3月27日、IBM Java SDKおよびIBM Java Runtime for IBM iに、高い機密性に影響を与える脆弱性と、タイミングベースのサイドチャネル攻撃をもたらす脆弱性がある、と発表した。

影響を受けるOSバージョンは、

・IBM i 7.5
・IBM i 7.4
・IBM i 7.3

以下の脆弱性が指摘されている。

CVE-2024-20952

Java SE のセキュリティ・コンポーネントに関連した特定されていない脆弱性により、リモートの攻撃者が高い機密性や高い完全性(Integrity)に影響を与える恐れがある。

CVSS 基本スコア:7.4(重要)

CVE-2024-20918

VM コンポーネントに関連した Java SE の特定されていない脆弱性により、リモートの攻撃者が高い機密性と高い完全性に影響を与える恐れがある。

CVSS 基本スコア:7.4(重要)

CVE-2024-20921

VM コンポーネントに関連した Java SE の特定されていない脆弱性により、 リモートの攻撃者が高い機密性に影響を与える恐れがある。

CVSS 基本スコア:5.9(警告)

CVE-2024-20926

スクリプティング・コンポーネントに関連した Java SE の特定されていない脆弱性により、 遠隔の攻撃者が高い機密性に影響を与える恐れがある。

CVSS 基本スコア:5.9(警告)

CVE-2024-20945

BM GSKit-Crypto は、RSA 復号化実装のタイミングベースのサイドチャネルにより、リモートの攻撃者に機密情報を取得される恐れがある。。復号化のために過度に多くの試行メッセージを送信することで、攻撃者はこの脆弱性を悪用して機密情報を取得できる。

CVSS 基本スコア:7.4(重要)

CVE-2023-33850

Java SE のセキュリティ・コンポーネントに関連した特定されていない脆弱性により、リモートの攻撃者が機密性や完全性(Integrity)に影響を与える恐れがある。

CVSS 基本スコア:7.5(重要)

対処法

以下のPTFを適用することにより修正できる。

IBM i OS PTF 番号 PTF ダウンロード・リンク
7.5   SF99955 Level 9 https://www.ibm.com/support/pages/uid/nas4SF99955
7.4 SF99665 Level 22 https://www.ibm.com/support/pages/uid/nas4SF99665

7.3

SF99725 Level 32 https://www.ibm.com/support/pages/uid/nas4SF99725

 

・Security Bulletin: IBM Java SDK and IBM Java Runtime for IBM i are vulnerable to confidentiality impacts and a timing-based side-channel attack due to multiple vulnerabilities.
https://www.ibm.com/support/pages/node/7145398

 

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