MENU

Power10のプロセッサ搭載セキュリティ・デバイスに脆弱性、機密情報を取得される恐れ ~IBMが発表、ファームウェアの適用を推奨。CVE-2021-3505

IBMは2月29日、Power10マシンで使用されている「バージョン0.8.0.以前のlibtpms(オープンソースライブラリ)」に欠陥があり、TPM 2の実装では、攻撃者に機密情報を取得される恐れがある、と発表した。

影響を受けるPower10マシンは、以下のとおり。

・IBM Power System S1014 (9105-41B)
・IBM Power System S1022 (9105-22A)
・IBM Power System S1022s (9105-22B)
・IBM Power System L1022 (9786-22H)
・IBM Power System S1024 (9105-42A)
・IBM Power System L1024 (9786-42H)
・IBM Power System E1050 (9043-MRX)
・IBM Power System E1080 (9080-HEX)

以下の脆弱性が指摘されている。

CVE-2021-3505

オープンソースライブラリlibtpmsは、TPM 2の実装の問題により攻撃者に機密情報を取得される可能性がある。暗号攻撃技術を利用することで、攻撃者はこの脆弱性を悪用して機密情報を入手し、 さらなる攻撃を仕掛ける可能性がある。

TPM(トラステッドプラットフォームモジュール)とは、プロセッサに搭載されたセキュリティ・デバイス (マイクロコントローラー) 。

CVSSベーススコア:6.2(警告)

対処法

以下のファームウェアを適用することで問題を解決できる。

・Security Bulletin: This Power System update is being released to address CVE-2021-3505
https://www.ibm.com/support/pages/node/7127519

[i Magazine・IS magazine]

新着