IBMは2月16日、IBM i用のIBM HTTP Server (powered by Apache) に複数の脆弱性がある、と発表した。攻撃者が任意のファイルをアップロードしたり、機密情報を取得される恐れがある。
影響を受けるOSバージョンは、
・IBM i 7.5
・IBM i 7.4
・IBM i 7.3
・IBM i 7.2
以下の脆弱性が指摘されている。
CVE-2023-45802
IBM i用のIBM HTTP Server (powered by Apache)が備えるストリーミングアプリケーション用開発フレームワークであるApache StreamParkに、攻撃者が危険なファイルのを無制限にアップロードできる脆弱性がある。
CVSSスコア:7.5(重要)
CVE-2023-31122
Apache HTTP Serverには、mod_macroモジュールの境界外読み込みの欠陥により、 攻撃者が機密情報を取得する可能性がある。また攻撃者はこの欠陥を利用することにより、さらなる攻撃を仕掛けることができる。
CVSSスコア:7.5(重要)
対処法
以下のPTFを適用することにより修正できる。
IBM i OSバージョン | 35770-DG1 PTF番号 | PTF ダウンロード・リンク |
IBM i 7.5 |
SI85712 SI85830 |
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IBM i 7.4 |
SI85713 SI85828 |
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IBM i 7.3 |
SI85714 I85827 |
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IBM i 7.2 | SI85833 | https://www.ibm.com/support/pages/ptf/SI85833 |
・Security Bulletin: IBM HTTP Server (powered by Apache) for IBM i is vulnerable to an attacker uploading arbitrary files and obtaining sensitive information (CVE-2023-45802, CVE-2023-31122)
https://www.ibm.com/support/pages/node/7118649
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