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進化するCTCの「働き方」、場所・時間・期間・副業など選択肢を大幅に拡充 ~新しい働き方「Upgrade the CTC Workstyle」がスローガン

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は3月28日、「Upgrade the CTC Workstyle」をスローガンとする新しい人事施策を4月1日から導入する、と発表した。

テレワークと出張により業務遂行が可能な場合、転居せずに他拠点への異動を認めたり、副業や社会貢献活動への参加、勤続3年以上の社員に対し原則1年以内の長期休暇(サバティカル休暇)、出張時の滞在延長など、「社員が自分らしく働きがいをもって効率的・効果的に働けるよう選択肢を拡充するとともに、地域や社会課題への貢献を通じた自己実現や挑戦を支援する」としている。

CTCの「Upgrade the CTC Workstyle」の概要は以下のとおり。

◎ テレワークを利用した「働く場所」の選択肢の拡大

 - テレワークの場所を、勤務オフィスの通勤範囲内で自由に選択できる
 - 家族の介護や看護、配偶者の転勤への帯同などの特別な事情を抱える社員を対象に、テレワークの場所と居住地の選択肢を日本全国に拡大する
 - テレワークと出張を活用して業務が可能な場合、転居しなくても他拠点への異動を認める。東京在住者が大阪の部署に所属することもできる。

◎ 社外での副業

 業務に支障をきたさないことや労働時間管理ルールの遵守などを条件として、社外での副業を認める。スキルアップや新たな知識の習得、キャリア形成、NPO法人を通した社会貢献活動などにも取り組むことができる。

◎ 長期休業制度(サバティカル休暇)

 勤続3年以上の社員に対し、原則1年以内の長期休暇を認める。

◎ 出張時の滞在延長(ブリージャー)

 出張先での業務前後に有給休暇を取得したり、休日を利用して、出張先やその他地域での滞在延長を認める。

◎ テレワーク/スライドワーク(時差出勤)/時間単位有休の日数制限の変更

テレワークとスライドワークについては回数制限を設けず、時間単位有休は年間で5日まで取得できる。

 

CTCでは、2004年に“ITを使う文化作り”を目標に「eWork」と呼ぶワークスタイル改革をスタートさせ(~2010年)、2011年からは「従業員の誰もが、いつでも、どこでも、どんなデバイスからでも」セキュアに社内システムを利用できるようにする「eWork+」を実践(~2017年)。2018年からの第3次ワークスタイル改革では、「個の多様性を優先」するワークモデル改革に取り組んできた。

今回のワークスタイル改革はその延長上にあるもので、2021~2023年度の中期経営計画の一環。中期経営計画では、人材育成・人材創出(未来を捉えた自己変革の実践)を基本戦略の1つとしている。

CTC 中期経営計画(2021~2023年)の3つの基本方針
CTC 中期経営計画(2021~2023年)の3つの基本方針

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