MENU

「IBM i若手技術者コミュニティ」の第1回を6月25日に開催 ~若手ばかり総勢53名が参加、新しい領域のテーマに向けて活発なディスカッション

日本IBMが主催する「IBM i若手技術者コミュニティ」が6月25日(火)に開催された。

このコミュニティはIBM iの若手技術者を対象に、仲間づくりと最新技術情報の収集を目的にしている。

ユーザーおよびベンダーから合計53名のIBM i若手技術者が参加した。日本IBMの箱崎事業所に足を運びオフラインで参加したのは24名、オンラインでの参加は29名。20~30代の若手技術者ばかりだ。

初日となるこの日は、冒頭に日本IBMのIBM Power事業部 原寛世事業部長からの挨拶、IBM iに関する最新技術情報の紹介を終えたあと、5~6名で1チームを構成し、今後の研究対象となるテーマ決めを行った(オフラインで4チーム、オンラインで5チームを結成)。

テーマはできるだけ新しい領域から選ぶことを前提に、Visual Studio Code、SQL、API、オープンソース、AI、FFRPG、セキュリティ、運用全般などを対象に、メンバー同士でディスカッションを進めた。各チームには、ファシリティータ役を果たす日本IBMのスタッフが1名ずつ配置されている。

実際に全メンバーが集まるのは初日のこの日を含めて、8月28日、10月10~11日(天城ホームステッドでの1泊参加、もしくはオンライン参加)の合計3回となるが、その間に各チームで1カ月に1回程度の頻度で顔を合わせ(オンラインもしくはオフライン)、テーマに向けたディスカッションや研究を進める。

また参加者数が想定したより多いので、日本IBMでは全員参加の日程数を増やすことも検討しているようだ。

各チームがそれぞれに研究を進め、最終日の天城ホームステッドで全員が集まり、発表するというスタイルは、かつてのIBMユーザー会である全国IBMユーザー研究会連合会(全国研)の活動の1つであった「IT研究会」が各チームでそれぞれに研究を進め、年1回のイベントである「iSUC」(2018年より「NEXT」に名称変更)の場で研究内容を発表するというスタイルに似ていると言えそうだ。

技術者の高齢化と、次世代の育成の遅れが指摘されるIBM i。若手技術者ばかりが集まったこのコミュニティの活動と熱気に、今後とも注目していきたい。

 

[i Magazine・IS magazine]