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デバッグの後のちょっと一杯|防災の日と2回目のワクチン(西橋久陽)

株式会社ウエスト・ブリッジの西橋でございます。

9月1日、何の日かご存じですか? そうです、「防災の日」です。

1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災、そして台風の襲来などが多いことから(二百十日頃)、「災害への備えを怠らないように」と1960年に制定され、近年は「防災週間」として全国各地で防災訓練が行われています。今年も「安否確認のメール」が私のスマホにも送られてきました。

「ワクチンが切り札で」と報道でも耳にしましたが、まだしばらくこの危機は続きそうに思えるので、防災の日にあらためて身の回りを見直してみたいと思います。

今年も梅雨の最中に線状降水帯による集中豪雨、落雷、竜巻などで避難を余儀なくされた方々がたくさんいらっしゃいました。

昨年もコロナの状況下での避難でしたが、今年は少し違ったアナウンスがあったように思います。

「早めの判断で、避難所への退避と親戚などへの一時避難も」という点です。

確かに一案かと思いますが、一方でこのコロナ禍では「久しぶりに会う方との面談などは避けるように」との注意報道もあり、長引くコロナの状況から避難行動も個人での状況判断に委ねられる傾向になったのではと思いました。

そこで「自己防衛(自己責任)」という点から、私の身の回りでの対コロナ、地震・風水害、事件(テロを含む)・事故などの対策を見つめ直してみました。

今のところ居住地は水害での被災は少ない地域なので、対コロナ、地震、事件・事故で考えてみます。

「対コロナ」では、まずは「2回目の接種」です。1回目接種時の混雑と違い、整然と粛々と進んだ2回目接種。ブスリとの感じは同じものの、1回目より痛みもなく終了。不覚にもこの2回目接種の週にまた幼児から風邪をもらい風邪薬を服用しての接種、帰宅後の不安はあったものの翌日より接種箇所あたりのかゆみが少々あった程度(保冷剤で冷やし解決)で2回目も無事終了。

しかしながら、自分の今の立場・状況を考えると「これで最強」ではなく、「二重三重マスク」「出会いがしらでは退避」「戸外での入退室時の消毒」「外出時の持ち物、購入した商品の消毒」「帰宅時の手洗・消毒」など、今までどおりで「自己防衛」継続が必要と考えています。

というか、相手が得体のしれないウイルスで、世界も日本もどこもかしこも「?」だらけなので、「情報収集」はこれまで以上に必要と思っています。

続いて対地震については、以前のコラムでも掲載した東日本大震災時の経験を活かしながら、最近の地域の防災対策状況から「水」の確保を強化しました。

また、「家族の安否確認システム」の利用も見直し、あらためて家族全員に「システムの周知」「利用確認」なども実施しました。もちろん保険も見直し済みです。

そして「事件・事故」ですが、最近の事件・事故は「ここは日本か?」と問い直してしまうことが多いように思います。

とくに咄嗟の判断を迫られる事件も増えているように思います。このような瞬時に身を守る対応が限られる中では、察知したら「退避」、とにかく「離れる」という行動が大切だと思います。

私は公共交通などでは、「座らずにドア周辺で、いつでも車外へ」のポジションを取っています(これは対コロナ対策の換気という点でも、ドアのそばというのは有効かと思います)。

というのは随分前のことですが、電車同士で衝突した事故に遭遇しており、私が乗車していた1両前の車両が大破した経験からきています(この時も緊急退避で線路上を徒歩で退避しました。線路上を徒歩退避は、この時で2回目でした)。

それでも危機が差し迫る場合に備え、私は「靴」や「持ち物」にも意識をおいています。靴は歩きやすいもの、持ち物は背負えるタイプのカバンなどです。

またカバンの中には各書類などを挟むためのバインダ(中身は厚紙)を必ず入れていて(もちろん、東日本大震災時の経験から方位磁石、アルミのシートなども)、車内でも「背負わず前に抱えて」とのアナウンスがあるので、このカバンは前向きにして両手が自由になるように乗車しています。

これは自分の正面を守るという点で有効かと思います、ご参考までに(下車したらカバンは前向きでなく、いつものように背負うことをお勧めします。足元が見にくいので危険です。またバインダがなければ雑誌なども有効)。

それから事故のお話でもう1つ。私は高速道路を2時間以上通行止めにしたことがあります(当時ご迷惑をお掛けした皆様へ、遅まきながら、この場を借りてお詫び申し上げます)。

当日は集中豪雨で、路面も視界も最悪の状況でした。その大雨の中、車が路面から浮いた状態でコントロールを失い、中央分離帯へ激突。気づいたら後部座席に座っていて、「俺、生きてる?」

フロントを見ると、ボンネットからエンジンが飛び出し湯煙、急ぎ車外へ出ると4つの前後輪すべてのホイル廃棄状態、後部トランクは跡形もなくペシャンコというものでした(当然廃車で、バイトで溜めたお金がパア)。

目撃証言から「車が何回も中央分離帯に回転しながらぶつかっていた」とのことで、「運転手はダメだろうと思った」と。

私も事故の状況を見て、車の状態もさることながら、大破した車から激突した中央分離帯まで数百メートルの間のねじ曲がったガードレールや道路に散乱している部品などに、あらためて恐怖を感じました。無傷だったことが今でも信じられません。

事故自体は自業自得で、これまでもいろいろと自己検証(当然猛反省)しましたが、「衝突する瞬間まで記憶がある」ことが、無傷である結果につながったように思います(生きていたから記憶があるのですが・・・)。

当時、バイト先の植木職の親方からアドバイスされていたのは、「ぶつかる時は、気合い入れてぶつかれ。瞬間まで意識してぶつかれ」というものでした(数十年前のアドバイスなので、「はあ?」と思うでしょうが、お許し下さい。親方も大事故経験者でした)。

当時は「気合い?」と一笑しましたが、なぜか衝突する瞬間にこのことが頭に浮かび、意識して衝突しました。

さすがに「気合入れて」とは言えませんが、今の私なりに解釈すると、このような場面に遭遇したら「ギリギリまで諦めるな」ということかと思います。そう、ピンチな時こそ、目をつむってはダメです。

巻き込まれたくない事件・事故、もしもの時は「逃げる」「あきらめない」を参考にしていただければ。

長くなりましたが、「自己防衛(責任)」ということを再度意識して、この「防災の日」(防災週間)に今一度皆さんの危機管理見直しの参考になればと、今回のコラムにしてみました。

※当件は個人の感覚と記憶によるものですので、時間、表記、表現など至らぬところなどありましたらご容赦下さい。

追伸
まだまだ先が見通せませんが、次は「飲み薬」の治療薬期待ですね。
来年の春はお花見で乾杯したいですね!

                              


デバッグの後のちょっと一杯

第1回 早くワクチン打ちたい! 

第2回 「不測の事態」への備え(策定ポリシー確定)について

第3回 「危機管理・手書きの航空チケット」(3.11時の教訓)について

第4回 1回目ワクチン打ちました!

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