NTT DATA Business SolutionsとIBMは1 月25日、watsonx生成AIプラットフォームのためのセンター・オブ・エクセレンス(以下、CoE)の設立を発表した。
共同で設立されたこのCoEでは、IBM watsonxおよびwatsonx AI Assistantによるデータプラットフォームの活用に焦点を置き、顧客向けの組み込み型生成AIソリューションを開発する。
CoEは、NTT DATA Business Solutionsの業界専門知識とIBMの技術を組み合わせ、NTT DATA Business Solutionsの顧客が生成AIを拡大・加速できるように支援する。
NTT DATA Business SolutionsのCEOであり、NTTデータのEVPであるノルベルト・ロッター氏は、「当社は現在デンマークに拠点を置いていますが、このイニシアチブはグローバルな取り組みであり、世界中のお客様に力を与えるものです」と、語っている。
CoEはまた、IBM watsonxの機能、機械学習、音声認識、自然言語処理、顧客体験を向上させる対話型AIを組み込んだNTTデータの「it.human」プラットフォームに、生成AIの新たなユースケースを拡張する支援にも役立っている。
IBMエコシステム担当ゼネラル・マネージャーであるケイト・ウーリー氏は、次のように述べている。
「企業が生成AIの導入に取り組む際には、適切な顧客と業界の専門知識を、最高のオープン・テクノロジーと組み合わせる必要があります。IBMとNTT DATA Business Solutionsのパートナーシップにより、柔軟性、ガバナンス、オープン性を備えた顧客向けのソリューションを共同開発できます。
この協業はまた、IBM Cloudを含むIBMのトレーニング、教育、技術リソースを活用し、watsonxプラットフォームを使用した顧客プロジェクトを支援するためのユースケースを構築するとともに、基礎モデルやベストプラクティスを提供する。NTT DATA Business Solutionsは顧客と密接にかかわり、ユースケースを構築し、AI製品を導入するための営業リソースをCoEに提供する。
NTTデータSAP TFAのグローバル・イノベーション&インダストリー・コンサルティング担当EVPで、NTT DATA Business SolutionsのNEE地域担当であるニコライ・ヴァン・ジェッセン氏は、次のように述べる。
「CoEは、IBMの卓越した能力によって強化された当社のリソース、方法論、業界の専門知識を調和させるものです」
[i Magazine・IS magazine]