メールよりも手軽で、案件ごとにグループ分けなども可能なビジネスチャットツールの導入が進みつつある。その利用実態調査の結果を、マーケティング支援企業のモニタスがまとめている(5月20日発表「利用実態調査 ビジネスチャットツール編」)。
今年(2022年)4月15日に、全国の20~64歳の会社員を対象に実施された調査で、2836人が回答した。
ビジネスチャットツールの認知率については、従業員100人未満の企業に属する5割強(54.7%)が「知っている」、「使っている」という「利用経験率」は4割、現在いずれかのツールを利用している「現在利用率」は4割弱という結果だった。従業員100人以上の企業の回答者の認知率については公表されていない。
次に、どのビジネスチャットツールを知っているかという設問への回答は、下図のような結果となった(回答者数2836人)。トップ4は、LINE WORKS、Microsoft Teams、Chatwork、Slackの順で、LINE WORKS、Microsoft Teamsの上位2ツールは30%台、3位・4位のChatworkとSlackは10%台の認知率である。
従業員1000人以上の企業の利用率は、Microsoft Teams、LINE WORKS、Workplace(メタ)の順だが、1位のMicrosoft Teamsでも2割強(21.4%)、2位のLINE WORKSは1割という利用率である。
一方、従業員100人未満の企業の利用率は、Chatwork、Slackは、LINE WORKSという順だが、いずれも5%未満にとどまっている。
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