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AS/400倶楽部、復活! IBM iユーザーが「本音で意見交換できる」研鑽と交流の場 ~第1回会合(キックオフ)を福岡で開催 

AS/400倶楽部、復活! IBM iユーザーが「本音で意見交換できる」研鑽と交流の場 ~第1回キックオフを福岡で開催

U研(全国IBMユーザー研究会連合会)時代に活発に活動していた旧・九州IBMユーザー研究会(九州研)の「AS/400倶楽部」が再結成され、6月24日に福岡県福岡市で第1回会合(キックオフ)が開催された。約30名が参加した。

旧・九州研のAS/400倶楽部は、IBM iを利用中の九州のシステム担当者が中心となり、システム運営に関わる日頃の悩みや課題を共有し、解決を図ることを目的としていたグループ。結論や答えは求めず、本音で意見交換できる場としてユニークな活動を展開していた。旧・U研時代の2011年8月に8社9名でスタートし、2020年5月のU研終了に伴い解散した経緯がある。解散時のメンバー数は16社23名だったという。

「IBM iをこよなく愛し、使い続けたいと考えるファンは日本全国にたくさんおられます。AS/400倶楽部は九州という地域にこだわった活動を行いますが、AS/400倶楽部が掲げる、IBM iがもたらす価値をさらに高めるための研鑽と交流の考え方は、西から東へ、全国へと広がっていくことを願っています」と、今回のAS/400倶楽部再結成の発起人の一人でもある武藤元美氏(福岡情報ビジネスセンター社長、旧・九州研会長)は挨拶の中で語った。

新たに設立されたAS/400倶楽部は、旧・AS/400倶楽部の理念を継承するとともに、企業のDXに対応し、それをリードするシステム部門になるための活動も推進する。

「AS/400倶楽部の主旨は、IBM iを利用するユーザーが相互に情報を共有し合い、日々のシステム運営で抱えている悩み・課題の解決や解決のためのヒントを得ることです。それとともに、これからのシステム部門はDXに対応し得る知見・スキル・技術を備えることも必要です。そのためにはRPGだけに捉われない幅広い視野で活動を展開し、DX人材の育成や新しいテクニカルスキルの習得も積極的に進めたいと思っています」と、発起人の一人である長田吉栄氏(福岡情報ビジネスセンター 取締役 人財開発・社会貢献担当。同氏は旧・AS/400倶楽部の事務局を務めた元・日本IBM 西部地区部長)は話す。

活動方針としては次の4項目が提案され、確認された。

・メンバー各社の事例・知見の共有
・課題・悩みの共有と解決策の議論
・IBM i最新情報の収集
・IBM iの仲間づくり

また、3カ月に1回のペースで会合をもつことや、日本IBMが推進するコミュニティ「IBM Commnity Japan」内の「IBM i Club」と連携・協調していくことも決まった。メンバーは九州のIBM iユーザーを中心とする。

このほか、メンバー企業がDXを推進していくための各種支援策や、研修会社アイ・ラーニングとのコラボレーション企画、「IBMタイム」として日本IBMの高木泰成 IBM i統括部部長から7月13日にオンライン開催される「IBM i World 2021」、同Power Systems事業部テクニカルセールスの中田淳氏からIBM iクラウドサービスのPower Virtual Serverなどの紹介があり、さらにメンバーからIBM iの技術的な取り組みや気づきの発表もあった。

IBM iのコミュニティを求める声は、各地のユーザー/ベンダーから上がっている。今回のAS/400倶楽部の再結成は、同様の思いをもつ九州のIBM iユーザー/ベンダーが手を取り合ったもので、今後の活動が注目される。

[i Magazine・IS magazine]

 

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