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ARアドバンストテクノロジが生成AIの活用に関する意識調査 ~8割超の会社員がリスク対策が必要と回答、「偽のコンテンツや誤った情報が拡散されるリスク」に81.9%が不安

ARアドバンストテクノロジは9月20日、生成AIの活用に関する意識調査の結果を公開した。

一般の会社員、経営者が実際どのように生成AIを活用し、どの程度の利便性とリスクを感じているのか、1034名を対象に調査を実施した。

◎生成AIの認知「知っている」26%、「聞いたことがある」37.5%、「知らない」36.5%

生成AIについてどの程度知っているか尋ねると「どういうものか詳しく知っている」「ある程度知っている」は合計で26%。「聞いたことがある」は37.5%、「知らない/聞いたことがない」と回答したのは36.5%であった。

性別で見ると「知っている」と回答した女性は15.9%と、男性の33.1%と比較すると約半数の割合となっている。特に女性50代は「知らない/聞いたことがない」と回答した割合が最も高く53.2%となった。

◎生成AIを知っている人のうち、業務での利用経験者は32%

業務、プライベートでの利用状況をそれぞれ尋ねたところ、業務で「現在利用している」は20.8%、「現在は利用していないが、過去に利用したことがある」は11.2%であった。

生成AIを知っていても、68%の人が業務では「これまでに利用したことがない」と回答している。プライベートでの利用経験が業務での利用経験に比べ14.8%高くなっている。

また、業務での利用経験有無で生成AIに対するイメージを確認したところ、利用者/利用経験者は全体的に非利用者に比べポジティブなイメージを持つ傾向が高くなった。

(出典:ARアドバンストテクノロジ)

◎生成AIの今後の利用意向、業務で「利用したい」と回答したのは49.2%

生成AIを知らないとの回答を含めて今後の利用意向を確認したところ、業務で「利用したい」と回答したのは49.2%であった。

性年代別で見ると、業務で利用したいと回答したのは男性20代が最も多く、59.8%。一方で、業務で利用したくないと回答したのは女性50代の64.0%が最も多い。

◎業務で生成AIを利用したくない理由は「業務上必要となる場面がないため」39.2%、「きっかけがないため」30.6%、「トラブルを避けたいため」23%

生成AIを「利用したくない」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、「業務上必要となる場面がないため(39.2%)」「きっかけがないため(30.6)%」「トラブルを避けたいため(23%)」が上位。次いで、「業務での利用に不安があるため」が22.3%、「どうやったら利用できるのかわからないため」が21.9%となった。

どのような場面で生成AIが活用できるのか、どのように利用するのか、具体的な方法や事例があれば利用者はもっと広がる可能性がある。

◎勤め先での生成AI利用に関する規定やルール、「現在、規定やルールがある」は9.6%

現在の勤め先で、生成AIの利用に関する規定やルールがあるか尋ねたところ「現在、規定やルールがある」と回答したのは9.6%、「現在はないが、今後できる予定」は17.4%。今後も含めて27%が「ルールや規定がある/できる」と回答している。

◎生成AI利用について、勤め先での「トレーニングや講習を行った/行っている」のは4.1%。「現在は行っていないが、今後行う予定」は16.3%。

生成AIの利用について、勤め先での社員向けトレーニングや講習の有無を確認したところ「トレーニングや講習を行った/行っている」と回答したのは4.1%、「現在は行っていないが、今後行う予定」と回答したのは16.3%。今後も含めて「トレーニングや講習を行う」のは20.4%と、ルールや規定を設定する企業より7%弱低い結果となった。

◎生成AIで望んでいた回答が得られた割合、「6~7割程度」が最多で29.7%

生成AIの利用者、利用経験者に生成AIで望んでいた回答がどの程度得られたかを尋ねたところ、最も多かったのは「6~7割程度」で29.7%、全体で「5割程度以上」と回答したのは74.5%とった。

◎生成AIを利用した際の影響は「作業時間が短縮された」が41.9%で最多。次いで「情報検索が楽になった」が39.5%

業務上で生成AIを利用した際の影響を尋ねたところ、最も多かったのは「作業時間が短縮された」が41.9%、次いで「情報検索が楽になった」が39.5%、「良いアイデア、新しいアイデアにつながった」が24.4%。作業の効率化に貢献度が高い状況が見られる。

◎生成AIの利用で短縮された作業時間、「3~4割程度」が最多で44.4%

生成AIの利用によって「作業時間が短縮された」と回答した人に、どの程度の作業時間が短縮されたのか尋ねたところ「3~4割程度」と回答した人が44.4%と最多であった。5割程度以上短縮された人も22.2%となっており、上手に活用することでかなりの作業時間短縮が見込まれる。

◎生成AIのリスク、「偽のコンテンツや誤った情報が拡散されるリスク」。30.3%が「非常に不安を感じる」。「不安を感じる」計は81.9%

生成AIのリスクについて、それぞれどの程度不安を感じるか尋ねた。「非常に不安を感じる」という回答が最多だったのは「偽のコンテンツや誤った情報が拡散されるリスク」で30.3%。「非常に不安を感じる」「やや不安を感じる」の合計も81.9%と最も高い状況であった。

◎生成AIのリスク、どの程度リスク対策の必要性を感じるか。いずれのリスクに対しても8割以上の人がリスク対策に関して必要性を感じている

生成AIのリスク対策について、どの程度必要性を感じるか確認したところ「非常に必要性を感じる」と回答した割合が最も高かったのは「個人情報や機密情報が漏洩するリスク」で40.5%。しかし、他のリスクに対しても対策の必要性は感じられており、どのリスクに対しても8割超の人が、対策が必要と考えている結果となった。

 

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