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インテック、「産業OS」構想を推進するデータ連携基盤「APIプラットフォームサービス」の提供を開始 

インテックは3月31日、産業界向けデータ連携基盤「APIプラットフォームサービス」の提供を開始した。

APIプラットフォームサービスは、APIによって社内外のサービスをつなぎ合わせることで創出される、新たな経済圏「APIエコノミー」を実現するためのサービス。

30年以上にわたるEDIサービスでの安定運用実績と、ネットワーク構築からサービス運用までワンストップでサポートし、EDI・API・EAIなどに広く対応可能である強みを活かし、ビジネス上の安全なデータ連携を目指して、産業界標準に準拠した高いセキュリティのAPIを公開する機能を提供する。

APIプラットフォームサービスでは、「APIプラットフォーム」と「APIポータル」を提供する。APIプラットフォームはEDI/EAIといったデータ連携プラットフォームとシームレスに接続可能。またデータ連携プラットフォームとAPIプラットフォームサービスを組み合わせた「産業OS」を提供する。

「産業OS」とは、「データ、システム、企業、そして人が有機的につながるビジネス共創基盤」というインテックが提唱するコンセプト。この「産業OS」を実現するために、インテックは、EDIサービスにより企業間取引を支えてきた領域と、API公開によって他社サービスをつなぎ合わせることで新たに創出される領域の連携を目指してAPIプラットフォームサービスを提供する。

本サービスにより、これまで連携できなかった受発注情報、配送情報と業務プロセス情報などのデータ連携が可能となり、産業界の垣根を超えた、新たな経済圏である「APIエコノミー」の創出が可能になる。

IBM i上で稼働する基幹システムなど、自社の既存資産(レガシーシステム)を有効活用しつつ、APIやSaaSサービスを通して他社の提供価値を融合することで、「APIエコノミ―」を実現するとしている。

◎「APIプラットフォームサービス」の特長

①柔軟なデータ連携を実現する、EDI・EAI・API連携サービスメニューの提供
ユーザーの状況や要望に応じて、API連携に関するノウハウをもとに、APIプラットフォームサービスの構築から運用・保守までをワンストップで提供し、ユーザー企業の積極的かつ迅速なデータ連携ビジネスを支援する。

②商取引領域における業務DXを支援する「APIカタログ」と「ビジネスレシピAPI」の提供
TISインテックグループが提供する豊富なソリューション群から、ビジネスに活用可能なソリューションを選定・整理し、「APIカタログ」として提供する。また商取引領域における業務に必要な、TISインテックグループが提供するサービスの各APIと、他の先端的ITサービスのAPIの組み合わせを「ビジネスレシピAPI」として提供する。

③「APIエコノミー」とレガシーEDI接続を支援するEDI-APIの提供(順次展開)
インテックの各種EDIサービスを、インターネット経由で活用いただけるEDI-APIを提供する。例えば、ユーザーはAPI活用によるデータ連携、ユーザーの取引先企業は従来のレガシーEDI接続といったような、ハイブリッドなデータ連携を実現する。

同社は、産業分野を中心にデータの利活用、業務DXを推進する先進企業に対し、2024年までにAPIプラットフォームサービスについて10社(業界団体含む)の導入を目指す。

[I Magazine・IS magazine]

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