アグレックスは8月26日、IBM i向けクラウド型EDIサービス「Toolbox EDI Service」に、NTTデータの金融機関向けファイル伝送サービス「AnserDATAPORT」への接続メニューを追加する、と発表した。
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AnserDATAPORTは、NTTデータの閉域IP網であるConnectureを利用して企業と金融機関間のデータ伝送を安全に行うサービスで、エレクトロニック・バンキングやファーム・バンキングの後継サービスとして多くの金融機関で採用されている。IBM iユーザーはToolbox EDI ServiceのAnserDATAPORT接続サービスを利用することにより、独自に閉域IP網を敷設することなく、金融機関との間でセキュアなデータ交換が可能になる。
アグレックスでは、2024年1月のINSネット(ISDN)のサービス終了を見据えて、INSネットや電話網を利用してレガシー手順でEDIを行っているIBM iユーザー向けに、インターネットEDI対応となる「Toolbox JX Client」や「Toolbox 全銀TLS+」、「Toolbox EDI Service」を提供してきた。
今回のToolbox EDI ServiceへのAnserDATAPORT接続メニューの追加は、IBM iユーザーにとってインターネットEDIへの移行の選択肢を広げるものになる。

AnserDATAPORT接続メニューの利用料金は、初期費用が10万円(税抜)で、月額2万円(税抜)。
なお、Toolboxシリーズを開発・販売してきたネオアクシスは、2021年に同じTISインテック・グループ会社のアグレックスと合併し、現在はアグレックスに社名が変更になっている。
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