ホットな話題をコンパクトに
詰め込んだ「IBM i World」
IBM iにフォーカスしたイベントとしては、日本IBMが2015年から開催している「IBM i World」がある。IBM iのホットな話題をコンパクトに詰め込んだセミナー主体のイベントで、IBM iに対するIBMのメッセージを色濃く読み取ることができる。
今年7月に開催された「IBM i World 2017」のプログラムは次のとおり。講演資料と録画がネット上で公開されている。
・IBM i と AIで創る無敵の企業力でコグニティブ時代の勝者へ!
・お客様事例ご紹介セッション
・<テクニカル・セッション>コグニティブ・ソリューションで業務がこう変わる!
・<テクニカル・セッション>コグニティブ・ソリューションでデータ活用がこう変わる!
Power Systems
テクニカル・ワークショップ
日本IBMが主催する開発者向けのセミナーとしては、「Power Systemsテクニカル・ワークショップ」がある。毎年5月にIBM iの開発に携わる技術者を米国から招いて実施する3日間のセミナーで、今年は、PowerVM、IBM i パフォーマンス、IBM iアプリケーションが各日のテーマだった。
また、この3日間の内容を1日に短縮したセミナーが7月に、IBM大阪事業所で開催された。
IBM iをテーマにした
セッション・展示が多数ある「iSUC」
IBMユーザー研究会主催の年次イベント「iSUC」では、IBM i関連のセッションが多数ある。iSUCがAS/400(IBM i)
ユーザー向けのイベントとしてスタートし、その伝統が連綿と継承されてきた経緯があるからで、今年11月開催の第28回iSUC別府大会では、IBM iに直接関連するセッションだけでも約20予定されている。また、展示会(モール)出展の8割以上はIBM i関連の展示になるもようだ。
UOSフェア、
JB Group IT Forum、
IBM i TECHセミナー
ベンダー主催のイベント/セミナーでは、IBM iベンダーが多数加盟する「ユーオス・グループ(以下、UOS)」が、関東・関西・中部・九州の4つの支部ごとに「UOSフェア」を実施している(名称は個々に異なる)。そのうち関東支部が11月22日に東京・秋葉原で開催する「POWER UPソリューションフェア2017」では、26のセッションと52ブースの出展が予定されており、その大半がIBM i関連である。
IBM iユーザーの顧客を日本で最も多くもつJBCC/JBグループは、毎年5〜6月に東京・大阪・名古屋の3カ所で「JB Group IT Forum」を開催している。セッションと展示で構成されるイベントで、ミッドレンジユーザーのこれからのIT化を示すバラエティに富む内容である。同社のサイトからセッション資料をダウンロードできる。
IBM製品の付加価値ディストリビューター(VAD)であるイグアスも、「IBM i
TECHセミナー」を開催している。セミナー情報は、同社が運営する情報サイト「iCafe」の「IBM i関連イベント・セミナー情報」で確認できる。【i Magazine編集部】