デロイトトーマツ ミック経済研究所は8月19日、「法人向け生成AI導入ソリューションサービス市場動向 2024年度版」を発表した。
それによると、2024年度は192.8億円で対前年度比184%増(2023年度実績は67.8億円)、2025年度は319.5億円(対前年度比66%増)、2026年度 503.5億円(同58%増)と高成長が続くと予測している。2028年度は1212億円を見込み、2023~2028年度の年平均成長率(CAGR)は78%増という。
高成長の理由としてレポートは以下を挙げている。
・RAGとファインチューニング需要の拡大
・汎用LLM/生成AIプロダクトの増加
・マルチモーダル(動画、静止画、音声など)によるユースケースの広がり
・新規参入ベンダーやSIerの増加
カテゴリー別では、2023年度は、
・コンサルティング 45.9%
・SIサービス 35.6%
・プロダクトライセンス 14.4%
・教育サービス 4.1%
の比率だが、2024年度はRAG(検索拡張生成)により汎用LLM・生成AI向けの「個社特化LLM開発」が急伸し、「SIサービス」と「コンサルティング」の比率が逆転する予測している。
なお、各カテゴリーのサービス内容を下図のように定義している。
[i Magazine・IS magazine]