IBMは5月22日、先週開催された年次イベント「THINK」において、「IBM watsonx Code Assistant for Enterprise Java Applications」のプレビュー版を発表した。
IBM watsonx Code Assistant for Enterprise Java Applicationsは、Javaコードの生成、コードの解説、テストプログラムの自動生成などの機能を備えるツールで、以下をサポートする。
理解:生成AIの利用により複雑なコードの構造をナビゲートし、アプリケーションの主要な機能、サービス、依存関係を要約。
計画:複雑さと必要な開発作業を詳細に評価し、アプリケーションのアップグレードやモダナイゼーション、強化に必要な計画を提示。
変換:自動化機能によりコードおよび構成の変更をすばやく実装し、かつ生成AIの支援をもとにコードを変換し、より複雑な問題を解決する。また生成AIを使用して、アプリケーションとコードの変更を文書化することが可能。
検証:既存の単体テストを容易にインポートし、生成AIを使用して重要なアプリケーション機能を維持するための新しいテストプログラムを作成。
上記により、Java開発の最適化とJavaのアップグレードの高速化、アプリケーションのモダナイゼーションを促進するとしている。
IBM watsonx Code Assistant for Enterprise Java Applicationsは、6月にテクニカル・プレビューとして利用可能になり、今年後半に一般提供される予定。
今回の製品によりIBM watsonx Code Assistantファミリーは、IBM watsonx Code Assistant for Red Hat Ansible Lightspeed、IBM watsonx Code Assistant for Z、IBM watsonx Code Assistant for Enterprise Java Applicationsの3製品となった。
[i Magazine・IS magazine]