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AIセーフティ・インスティテュート設立、IPAが発表 ~AIの安全性に関する評価手法の検討など、所長に村上明子氏(損害保険ジャパン CDO)

IPA(情報処理推進機構)は2月14日、「AIセーフティ・インスティテュート(AISI)」を設立した、と発表した。所長には村上明子氏(損害保険ジャパン 執行役員CDO)、事務局長には平本健二氏(IPAデジタル基盤センター センター長)が就任した。

AIセーフティ・インスティテュートは、AIの安全性に関する評価手法の検討などを行う機関で、以下の業務を当面推進するとしている。

・安全性評価に係る調査、基準等の検討
・安全性評価の実施手法に関する検討
・他国の関係機関(英米のAIセーフティ・インスティテュート等)との国際連携に関する業務

AIセーフティ・インスティテュートの設立の経緯として、以下が記されている。

「AI関連技術は急速な進歩を遂げており、社会への普及が急速に広がっています。こうした中で、AIの利便性を享受したい一方で、安全性の確保への要求も高まっています。我が国は、国際的なルールの検討を行うため広島AIプロセスを主導し、2023年12月に包括的政策枠組をとりまとめるなど、AIの安全性に関するグローバルな議論を推進しています。

そうした中、英国や米国でAIセーフティ・インスティテュート(AISI)が設立され、また、安全性確保に向けた国際的な枠組みつくりも検討が始まっています。

こうした世界の潮流に軌を一にして、2023年12月21日のAI戦略会議では岸田総理大臣からAIセーフティ・インスティテュートの設立が表明され、2024年2月14日にAIセーフティ・インスティテュートを発足させました」

・AIセーフティ・インスティテュート
https://aisi.go.jp/

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