IBMは7月25日、Power10サーバーのハイエンドシステム Power E1080の「IBM Power Expert Care」に、新たに「テクニカル・アカウント・マネージャー(TAM)」と「リモート・コード・ロード」を追加し拡張した、と発表した。
IBM Power Expert CareはPower10のリリースとともにスタートした保守サービス契約。Power9以前の保守契約が、一括標準料金(SI)と個別標準料金(MA)に基づき料金設定されていたのに対して、ハードウェア構成に応じて算出される。大きくは「アドバンス」と「プレミアム」に分かれ、マシンタイプとサービス別に料金を算出する仕組みだ。
Power E1080のアドバンスとプレミアムでは従来、テクニカル・アカウント・マネージャー(TAM)とリモート・コード・ロードの2つのサービスは対象外だったが、今回の拡張により、プレミアムでのサポートがスタートした。
テクニカル・アカウント・マネージャー(TAM)は、「ユーザーのいかなる問題にも対処するサービス」で、Powerプラットフォームの専門家やユーザー環境の全体に通じたエキスパートによるサポートを受けることができる。IBMは、計画外のダウンタイムを回避する最大限の措置を講じる。
リモート・コード・ロードは、年間1回または2回、IBM技術者によるファームウェアおよびマイクロコードの更新内容を提供する(どちらか1つの場合もある)。
今回のサポート拡張は、7月25日より提供開始されている。
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