日本IBMは12月13日、IBM iシステム・サブスクリプションの拡張を発表した。
IBM i関連のサブスクリプションは、今年（2022年）5月にIBM i OS（ソフトウェア）のサブスクリプションが発表され、9月にハードウェアを含むシステム・サブスクリプションがスタート、1カ月後の10月にシステム・サブスクリプションの拡張が発表されている。
今回の拡張は、「IBM iシステム・サブスクリプションの価格体系変更に伴い、お客様が想定する成長率に応じた基本容量以上のカスタマイズができるよう」（製品発表レター）にするもので、ユーザー数の条件などが改定されている。
大きな拡張点は、従来25名以上としていたユーザー数の条件を「4名まで」と「無制限」の2種類に分割したことと、オファリングごとに「3年」「4年」「5年」「延長1年間」のライセンス期間・料金を分け、ユーザーの実情に応じたシステム構成と料金を可能にしたことである（図表）。ただし、新しい価格体系は未公表。また、Expert Care（サポート）への言及もない。
ユーザー数の条件に「4名まで」が設定されたことにより、中堅・中小のIBM iユーザーにとっては導入しやすい環境に一歩近づいた、と言えそうだ。
◎製品発表レター「IBM i システム・サブスクリプション・オファリングの拡張機能（カスタマイズ機能適用）」
https://www.ibm.com/common/ssi/ShowDoc.wss?docURL=/common/ssi/rep_ca/4/760/JAJPJG22-0154/index.html
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