Red Hatは11月8日(米国時間)、IBM Power上のRHEL8.7、同9.1およびRed Hat OpenShift環境で.NETバージョン7(.NET 7)が利用可能になった、と発表した。
今回のサポートにより、IBM i(またはAIX)アプリケーションが稼働するPower上で.NETアプリケーションを運用できるようになり、「.NETアプリケーションをPower上のIBM i(AIX)データに近づけることが可能になった」と、IBMでは今回の意義をアピールしている。
.NETと.NET Frameworkは、従来、Windows OS上での利用に限られていたが、開発者の間では最も利用数の多い開発プラットフォームの1つ(Stack Overflowの調査など)。Windows上で開発されたさまざまなアプリケーションがPower上で統合されることにより、「新しいワークロードへの期待が高まる」と、IBMは述べる。
今回のサポートにより、マイクロサービス・アプリケーション開発のための上位5つの言語がPowerで利用可能になった。
・Red Hatリリース「.NET 7 now available for RHEL and OpenShift」
https://developers.redhat.com/articles/2022/11/08/net-7-now-available-rhel-and-openshift#
・IBMブログ「.NET 7 now includes support for Linux on Power!」
https://community.ibm.com/community/user/powerdeveloper/blogs/janani-janakiraman/2022/11/07/net7-support-linux-on-power
・Microsoftブログ「.NET 7 is Available Today」
https://devblogs.microsoft.com/dotnet/announcing-dotnet-7/
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