経済産業省とIPA(情報処理推進機構)は3月29日、デジタルスキルに関するさまざまな学習機会を提供するポータルサイト「マナビDX」を開設した。また「DXリテラシー標準」と呼ぶ“学びの指針”を策定した。
マナビDXについては、「これまでデジタルスキルを学ぶ機会がなかった人にも、新たな学習を始めるきっかけを得ていただけるよう、誰でも、デジタルスキルを学ぶことのできる学習コンテンツを紹介します」と、趣旨を説明している。
講座は、
・デジタル入門/基礎講座
・デジタル実践講座
・受講料の支援のある講座
・特に女性におすすめ(多様な働き方に生かせる)
の4ジャンルがあり、延べ数にして366講座。それぞれに「無償」「有償」「受講料支援」の3タイプがある。
「デジタル入門/基礎講座」の全92講座はすべて無償。その逆に「デジタル実践講座」(全120講座)は大半が有償で、115講座が「受講料支援付き」である。
無償講座には、日本マイクロソフトの「AI-900対応 Azureで学ぶクラウドAIソリューション入門」、シスコシステムズの「サイバーセキュリティ入門」、ブレインパッドの「データサイエンティスト入門研修(アドバンスド)」などバラエティに富んだ講座が多数ある。
学習講座・コースをもつ事業者向けには、コンテンツの掲載を呼びかけている。
◎DXリテラシー標準
一方、マナビDX開設にあわせて、「全ての社会人向けのデジタルスキル標準」として「DXリテラシー標準」を策定した。「働き手一人ひとりがDXに参画し、その成果を仕事や生活で役立てるうえで必要となるマインド・スタンスや知識・スキルを示す、学びの指針」という。
・デジタル人材育成プラットフォーム「マナビDX」
https://manabi-dx.ipa.go.jp/
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