IBMは2月15日(現地時間)、Microsoft Azureに特化したコンサルティングなど各種サービス事業を展開するNeudesic(ニューデシック)を買収した、と発表した。
Neudesicは米カリフォルニア州アーバインに本社を置く、2002年設立の企業。創業者兼CEOのパルサ・ロハニ氏(Parsa Rohani)はマイクロソフトの出身。現在、米国およびインドに1500人以上のクラウドおよびデータの専門家を擁し、Azureを前提としたクラウドへの移行、アプリケーション開発、データ&AI、ハイパー・オートメーション、アドバイザリーなどのサービスを、主にヘルス・ライフサイエンス、金融、エネルギー・公益、小売などの企業に提供している。
Azureのパートナーとしてはトップランクの1社で、今年1月にはマイクロソフトの「Goldコンピテンシーパートナー」の中でも特に高度な専門性を有するパートナーに与えられる「Advanced Specialization」をWebアプリケーション・モダナイゼーション分野で取得。昨年(2021年)3月の仮想デスクトップ分野に続く取得となった。
IBMはNeudesicの買収により、ハイブリッド/マルチクラウド・サービスのポートフォリオを強化・拡大する。同社のクラウドおよびデータコンサルタントは、IBMコンサルティング事業のハイブリッドクラウドサービス部門に組み込まれるという。
・Neudesicサイト
https://www.neudesic.com/
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