米Synergy Research Groupは2月3日(現地時間)、2021年第4四半期(10~12月)および2021年間のクラウド市場規模と、主要クラウドプロバイダーの市場シェアを発表した。
それによると、2021年のクラウド市場(ユーザー企業の支出ベース)は1780億ドルとなり、前年比37%増(2020年通期は1290億ドル)。2021年第4四半期は550億ドルで、前年同期比49%増(2020年第4四半期は370億ドル)と、大幅な増加を記録した。「クラウドは世界のすべての地域で力強い成長を続けている」と、Synergy Research Groupは述べている。
プロバイダー別の市場シェアは、アマゾン(AWS)が33%、マイクロソフト(Azure)が21%で、上位2社で半数超え。とくにマイクロソフトの成長が急速で、AWSとの差は11ポイントまで詰まった。このほかGCP、アリババの成長も「急速」と指摘している。
また、上位4社以外のプロバイダー(IBM、Salesforce、Tencent、Oracle、NTT、Baidu、SAP、富士通、Rackspaceなど)縮小傾向は2020年から顕著だったが、2021年も同様の傾向が続いたという。
◎参考 2021年2月発表のクラウドプロバイダー別市場シェア動向
[i Magazine・IS magazine]