IBM iの文字コードは、長らくEBCDIC が使われてきた。IBM iのデフォルトとも言えるこの文字コードは今も、多くの基幹システムを支えている。その一方、IBM iとオープン系システムの連携や、IBM iをデータベースサーバーとして活用するニーズが高まるなか、IBM iでUnicodeを使用することに注目が集まっている。文字コードの歴史をあらためて振り返りつつ、IBM i環境でのEBCDICの基本とUnicodeの扱い方法を解説する。著者は、日本IBMの三神雅弘氏。
第1回 文字コードについて ~その歴史と役割
第2回 IBM iの日本語環境 ~EBCDIC編
第3回 IBM iの日本語環境 ~Unicode編
著者
三神 雅弘氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
システム事業本部 サーバー・システム事業部
コグニティブ・システムズ事業統括
シニアITスペシャリスト
1989年、日本IBM入社。AS/ 400のテクニカル・サポートを担当。日本IBM システムズ・エンジニアリングへの出向を経て、2004年よりテックライン、2016年よりビジネス・パートナー向けテクニカル・サポート、2018年よりIBM iブランド業務を兼任している。
[i Magazine 2020 Autumn(2020年10月)掲載]