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RPA市場を塗り替えるインパクト ~マイクロソフトが無償でRPAツール「Power Automate Desktop」をリリース。Windows 10ユーザー向け

 

 

マイクロソフトは3月3日(日本時間)、Windows 10上で無償で利用可能なRPAツール「Power Automate Desktop」をリリースした。Windows 10ユーザーはダウンロードして登録するだけでツールとして利用できる。

Power Automate Desktopは、一般的なRPAツールと同様の操作感覚で利用でき、左列に並ぶアクションをドラッグ&ドロップで中央に配置しパラメータなどの記入を繰り返すことによって、一連の作業をシ自動化できる。

また、ドラッグ&ドロップを使わずに、「Webレコーダー」や「デスクトップレコーダー」機能を使ってWebブラウザやデスクトップ上の操作を記録するだけで、シナリオを構築することもできる。

アクションのカテゴリーは30種(画面)。各カテゴリーに複数の個別アクションが用意されてあり、総数は300種を超える。たとえば、「UIオートメーション」には「Windows」「データ抽出」「フォーム入力」の3つのサブカテゴリーがあり、さまざまなアクションが用意されている。

 

 

アクションの種類に、先行するRPAと大差はない。ただし、トリガー機能やコネクタを使用した外部サービスとの連携などは有償となっている。

今回のPower Automate Desktopの無償提供は、Windows 10ユーザー向けと限定付きであるものの、Windows(OS)の普及を考えればインパクトは極めて大きい。企業市場でも、サーバーOSはWindows Server 2016/同2019への移行が進み、デスクトップもWindows 8から10への移行が進みつつある。RPAツールをExcelやWordのようなOfficeツールの1つとして、ごく普通に利用する環境が整いつつある、そのスタートがPower Automate Desktopによって切られたと見てよさそうだ。

 

マイクロソフト Power Automate Desktopページ
https://flow.microsoft.com/ja-jp/

Power Automate Desktop技術情報
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-automate/

 

なお、「緊急開催!Windows 10なら無料で出来るPower Automate Desktop勉強会!」と題するセミナーが3月11日(木)19:00~21:00に開催される。興味のある方は参加されたらいかがだろうか。 https://connpass.com/event/206103/

 

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