日本の企業システムを長年にわたって支えてきたメインフレーム。
サーバー市場の統計(金額・台数)からはすでに脇役に退いて久しいが、
金融や大型製造分野では依然として主役であり、
IBM Zの場合、処理性能(MIPS)ベースの成長が続く。
その一方、別プラットフォームへの移行の動きもあり、
IBM Zをアナリティクスやマシン・ラーニングなどの
データ活用プラットフォームへと変える動きも顕著になりつつある。
メインフレームの現在・未来を、市場動向、関係者の証言、
技術、マイグレーションの現場など多角的にレポートする。
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PART 1 市場動向
メインフレームに対する認識はIBMユーザーと国産ユーザーでは異なる
福冨 里志氏
IDC Japan株式会社
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PART 2 座談会
IBM・ベンダー・SIerから見たメインフレームの現状と今後
内藤 祐史氏◎日本アイ・ビー・エム株式会社
高橋 利和氏◎ロケットソフトウェア ジャパン株式会社
荻野 圭一朗氏◎NTTデータシステム技術株式会社
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PART 3 メインフレーム技術の最新動向
①OSSを活用しzLinuxのシステム構成を自動化
②z/OS Connectによるメインフレーム資産のAPI化
③IBM Zはデータ分析、機械学習のプラットフォームへと変化する
④IBM Zへのあらゆるデータの取り込みを可能にするデータ仮想化技術
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PART 4 マイグレーション
「さらばレガシー移行センター」から見たメインフレームユーザー
板垣 清美氏◎JBCC株式会社
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PART 5 移行事例
株式会社武部鉄工所
次世代のオープンな基盤を求め、30年来のACOSをIBM iへ移行
[IS magazine No.21(2018年10月)掲載]