資産継承性の高いIBM iユーザーでは、運用歴の長いRPGアプリケーションが今も多数稼働している。一般にRPG開発者の減少・高齢化が指摘されるなか、このユニークな言語を使って内製でシステム開発に取り組むユーザーたちは、どのようなコンセプトで資産の運用や開発言語/ツールの選定、人材の育成に取り組んでいるのだろうか。11社のIBM iユーザーに取材し、その「今」と「これから」について聞いてみよう。
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CONTENTS
Part 1 RPGで内製主義を貫くIBM iユーザーの「今」と「これから」
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Part 2 資産活用と人材育成に向けた11社の挑戦
リコーロジスティクス株式会社
IBM iの開発環境にオープン系との親和性をもたせ
外部のオープン系開発者を積極的に投入
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生活協同組合連合会グリーンコープ連合
IT経験のない30代・40代の職員を
ゼロからRPG開発者に育てる
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株式会社トーカン
基幹系はRPG、Web系はGeneXusで
組織体制と人材教育を考える
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滝川株式会社
RPG Ⅳを、ベテランと若手の文化をつなげる
橋渡し役にしたい
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豊鋼材工業株式会社
RPGとDelphi/400の混在型で
IBM iを今後も使い続ける
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株式会社ジャストオートリーシング
徹底した内製主義で
自社の強みをシステムに活かす
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株式会社アートネイチャー
基幹系はRPG、オープン系はJava
2本立ての開発スキルで人材育成
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日本調理機株式会社
外部にRPG開発者がいないなら
社内で育てていけばよい
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九州三菱自動車販売株式会社
外部要因による環境の変化に
柔軟に対応できるシステム部門でありたい
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澁谷工業株式会社
RPG、PHP、Java、Delphi/400
多彩な手法で自社開発を推進
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株式会社京王ITソリューションズ
これからも「自分たちの手で作る」ことの
意味を考え続けたい
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i Magazine 2017 Spring(2月)掲載